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2010/04/28

『西の善き魔女』荻原規子

西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫) 
作者: 荻原規子
西の善き魔女〈1〉セラフィールドの少女 (中公文庫)

フィリエルは辺境の地セラフィードに住む少女。15歳になり伯爵家で開かれる舞踏会に参加する日の朝、幼馴染のルーンからフィリエルの母の形見というペンダントを渡されます。そのペンダントを身に付け舞踏会へ赴いた彼女は、母がかつて女王候補だった事知ります。戸惑いながらもセラフィードへ帰ると、父が姿を消し、ルーンと共に侵入者に襲われ……。

うーん、なんと言いましょうか……。ルーン萌え。これに尽きます。眼鏡に黒ずくめの衣装、ボサボサの髪……とパッとしなさそうですが、実は美少年という設定の彼、生い立ちも波乱万丈なら拷問シーンあり、女装あり……なかなか美味しいキャラクターでした。

アニメ化されたことがあり、某動画サイトにあったので見ましたが……キャラクターが一部イメージに合わず、ストーリーもかなり駆け足でちょっと残念な感じでした。

本編5冊外伝2冊の構成ですが、もう1冊くらいプラスしてルーンとフィリエルの関係をもうちょっと進展させて欲しかったなぁ。邪魔されてばかりで気の毒。女王候補たちのその後もどうなっていくかはっきりさせて欲しかったです。


2010/04/24

『RDG レッドデータガール』荻原規子

RDG レッドデータガール はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
RDG レッドデータガール  はじめてのお使い (カドカワ銀のさじシリーズ)
作者: 荻原規子
『空色勾玉』『白鳥異伝』『薄紅天女』といった古代ファンタジーを面白く読みましたが、『風神秘抄』でちょっとがっかり感を味わった身としては、現代もののRDGシリーズにはなかなか手が出なく……ようやく読むことが出来ました。

主人公の鈴原泉水子は、世界遺産に認定されている玉倉神社に住む中学生。眼鏡に長いお下げに大人しい性格で、同級生からちょっと浮いている女の子。父の友人の息子である深行に意地悪を言われ、ちょっと自分を変えたいと思い前髪を切ったら、次々不思議な出来事が……。

これまでの荻原作品のヒロインは、もうちょっとしっかりした女の子が多かったように思いますが、泉水子は深行でなくてもしっかりしろよと言いたくなる感じです。そんな泉水子を深行はなんだかんだ言いつつも助けているので、良いコンビになれそうです。……長いシリーズになりそうですが。

2作目まで読んだ段階ではまだ序盤のようなので、これからどうなるか続きが楽しみです。


2010/04/19

『もいちどあなたにあいたいな』新井素子

もいちどあなたにあいたいな 
作者: 新井素子
もいちどあなたにあいたいな

前回の更新から大分開いてしまいました。備忘録のはずなのに……。更新していない間もいろいろ読んでいるので、思い出す限りは書いておこうと思います。

中学生くらいの頃、よく読んでいた新井素子さんの作品です。

『あたしの中の……』とか『扉を開けて』とか好きだったので、久々に新作を見つけて手にとってみました。

ムムム……。私の好みも、あれから随分変わったらしく、まずタイトルに引っかかりを感じました。「もいちど」じゃないだろう、みたいな。期待していた新作ですが、序章だけでおなかいっぱいになってしまいました。

昔は、この人の独特な文章も許容できたんですが、今となってはちょっと厳しい。8年かけて書き上げたという作品ですが、主人公の口調が鼻につくし、読んでいるうちに欝な気分になってしまいました。